庭園デザイナーの石原和幸著
『まず「できます」と言え。やり方は帰り道で考えろ-「世界一の庭師」の仕事の流儀 -』
が面白かったので、勝手にマンガを交えてご紹介しますね。

20160615_庭師書籍レビュー1
20160615_庭師書籍レビュー2

大丈夫なのか、石原氏!!
※マンガなので石原さんがちょっとダメな人っぽくなってます

本の中に引き込まれる、著者のエネルギッシュさ

タイトルから想像はつくのですが、顕著なのは著者のエネルギッシュすぎる「頂点へ行きたい!」という思いの貪欲さ。いつの時代も、この渇望するエネルギーが人を上へ上へのし上げるんだな、と改めて思い知らされます。

冒頭はあえてストーリーをはしょって書かれているので、最初は傍観者気分で「えぇっ大丈夫?!」とハラハラさせられ。途中から半生が詳しく明かされていき、段々と当事者目線のアドベンチャラスな感覚へ
さすが、成功する人は魅せ方も上手いです。

たむ_え?
私はベンチャー事業主の主婦だから、最初はまるで今のすけを見ているようでハラハラしたよ〜

すけ_キラーン
この人はほんま、すけの目指すとこやな。

たむ_キラーンいやぁ、しかし私も2〜3割読んだあたりで、著者に成り切ってたよ!大分アドレナリン出しながら読んでた!

学生や主婦にも分かりやすい、社会人の教科書


中盤は学生時代の新聞配達の仕事経験から始まります。
その後、お店を持たない路上販売のお花屋さんに。

この、誰しもが想像しやすい2つの仕事の中で、たくさんの工夫を凝らしています。
それをストーリーに織り交ぜているので、社会人経験が無くてもすっと頭に入ってくる
ちまたの「新社会人の教科書」的な本よりも、よっぽど分かりやすく、どんな仕事にも応用の効く内容になっています。

その後のお仕事も、前者の工夫を応用しながら事業が大きくなっていきます。
どんな仕事も、ちょっとした工夫の積み重ねで、新しい仕事が生まれていくんですね。

人の上に立つ人にも読んでほしい一冊


特に著者は読めば分かるけれど天性の人たらし
次々と凝らす工夫も、「人がどうすれば喜ぶか」「何を求めているのか」を一番に考えて浮かんだものばかり。
その考えを活かして、後半は部下の育て方にも言及しています。

具体的な答えの無いデザインの場面で、どのように素人の社員に自分のアイディアを伝えるか。それを社員自身にやらせる時、どうやって判断させるか。

また、面白いのが、イギリスの権威あるショーに出展する際、半分以上のスタッフがズブの素人という話。学生や主婦、事務職の社会人といった人たちです。これは単に予算削減だけでなく、試行錯誤して行き着いた判断でした。

緑に癒される巻頭巻末


そんな手に汗握るストーリーを終え、現在の緑への取り組みで
幕を閉じます。興奮覚めやまぬ読者への配慮でしょうか、ほっこりとするお話です。
私も興奮すると眠れなくなるタチなので、この最後の章がとてもよいクールダウンになりました。

実は巻頭も、筆者が手がけた素晴らしいお庭の写真がカラーで載っています
そこに、本書を読みたくなる著者の想いが簡潔に書かれていて・・・
あれ、これはもしかして私がわざわざレビューして勧める必要は無い?

たむ_うへへ

はぁ、読み応えあったね〜!

すけ_真顔
そういえば石原さんは、ふるさと大使として広島県庄原市の田園風景のPR活動も盛り上げてるらしい。

たむ_笑顔
今度、関西・四国旅行で立ち寄りたい!!絶対素敵だろうね!

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2人ともすっかりファンになった石原さんの著書、是非読んでみてください^^



たむ_うへへ

今日も最後まで読んでくれてありがと〜

 

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