ビーントゥバー チョコレートワークショップ

トンカチワークスのブログへようこそ!
“明治 THE CHOCOLATE”の味の違いが分からない、管理人のたむです。全部美味しいってことは分かるんですけどね・・

そんな私のような方にも嬉しい、個性派ぞろいのカカオ豆が味わえるワークショップに行ってきました!チョコレート通の方も100円の板チョコしか口にしないよという方も、豆の違いを楽しめるはず。そんなワークショップの様子をちょこっとご紹介します♪

 

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チョコレート屋さん”Minimal”で開催

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会場はチョコレートブランド“Minimal”の富ヶ谷本店。代々木公園の側にあります。他にも銀座店や特設会場でワークショップをすることもあるそうです。

 

ビーントゥバーって何?

 

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Minimalは最近巷でよく耳にするビーントゥバー(bean to bar)のチョコレートを作っているブランド。今までメーカーは、カカオ豆が粗挽きされた状態のもの(カカオニブ)を商社から仕入れてチョコレートに加工するなど、チョコレート作りの後半部分だけ担うのが一般的でした。一方のビーン・トゥ・バーのチョコレートは、豆の仕入れからの全行程を1つのメーカーが行います。

 

 

まずはカカオの知識を深めるミニクイズ

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それぞれのチョコレート作りへの想いと自己紹介をした後、まずはチョコレートの知識を深めるミニクイズがあります。
個人的に興味深かったのは、よく比較されるコーヒー豆との育つ環境の違い。似ているようで意外と違う箇所があって面白かったです。

 

 

2種類のカカオ豆から作る

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今回使ったのは、ベトナム産とハイチ産の2種類のカカオ豆。参加者10名が二手に分かれて2種類のチョコレートを作っていきます。私たちはリゾート的な響きに惹かれてハイチ組に入りました。

 

 

チョコレート作りの様子

前置きが長くなりましたが、いよいよチョコレート作りが始まります。
カカオ豆の発酵・乾燥・焙煎などは既にされている状態からスタートです。

 

カカオ豆を剥く

 

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カカオ豆の大きさはアーモンドくらい。その豆の表面に、ピーナッツの皮よりも厚めの薄皮が付いています。まずはその薄皮を剥がしていきます。

豆をテーブルに載せた状態で手のひらで軽く押しつぶすと皮にヒビが入るので、その辺りから剥きます。中の豆は割と固いけれど脆く、綺麗な楕円の形状を残したまま剥くのが意外と難しい。

欠片を食べてみると、コーヒー豆に似た苦い味がしました。この状態でも、2種類の豆の味の違いがちゃんとあります。(このように、間にちょくちょく試食タイムがあって味が変化していくのも楽しめます)

 

ミキサーで豆を挽く

 

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皮を剥いた豆を強力なミキサーにかけます。
上の写真は30秒ほどかけた状態。割とさらさらとした粉状になりました。

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もう1分程回すと、段々と粘りが出てきてペースト状になってきました。

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更に回していくと、溶かしたチョコレートのように滑らかに。

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手前がハイチ産で、奥がベトナム産の豆。同じ時間回したのですが、随分柔らかさが違います。
色も少し違うし、この時点で性質の違うチョコレートが出来そうな予感が・・

 

砂糖を投入

 

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ここで砂糖を投入します。
何グラムずつ入れたかは失念しましたが、70%程度のチョコレートを作ります。

 

型に投入して冷やす

 

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型に入れて、冷蔵庫で固めました。

・・ちなみに本来のチョコレート作りでは、この辺りでテンパリングという作業があります。口の中でちょうど溶ける絶妙な状態に仕上げる作業なのですが、時間の都合上ここでは行わないため、通常よりも溶けやすいチョコレートになります。

 

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冷えて固まったもの。手前がベトナム、奥がハイチ。色が違います。

 

完成!

 

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手前のベトナム産のものはハイチ産よりも随分柔らかく、型から出す時に割れてしまいました。

 

実はもう一種類・・

 

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Minimalのチョコレートで特徴的なのが、カカオニブ(カカオ豆をチップ状に砕いたもの)がチョコレートの中に残って、ザクザクとした食感があるタイプ。
こちらはカカオ豆に砂糖を混ぜてペースト状にした後、更にカカオニブを足し、少しミキサーにかけています。

このタイプも併せて、全部で4種類のチョコレートが完成しました。

 

 

味の違い

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フルーティーなベトナム産、香ばしいハイチ産、と聞いてはいましたが、大分味が違いました

ベトナム産のフルーティーさは半端ではなく、カカオ豆という異国の果実を食べているようでした。独特な味なので、1枚で満足かな・・。ハイチ産はどちらかというと普段よく口にするチョコレートに近く、焦げたような香りのコクの深い味でした。個人的にはハイチ産のカカオニブが入ったものが好みです。

4種類のうちのどれが好みか参加者全員にアンケートもとっていましたが、好みがはっきりと別れていました。

 

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また、今回の2つの産地だけでなく、店内で販売されている他のカカオ豆を使ったチョコレートも試食できます。
コーヒーとチョコレートのセット販売や、ホットチョコレートなどのメニューもあるので、ワークショップの後も色々なチョコレートの味を楽しめますよ。

 

 

ワークショップを深く味わえる、Another Story

ワークショップに参加する際、参加者それぞれがそれぞれの思いを持ってやってきます。

今回参加した方々の中でも興味深かったのが、メキシコに何年も住んでいたというお母さん。メキシコは意外にもチョコレート発祥の地。日本に住んでいては想像がつかないような様々なチョコレート料理があるのだそう。それでチョコレートに造詣が深くなり、色々なビーン・トゥ・バーチョコレートのワークショップに足を運んでいるそうです。

他の参加者も元々チョコレート通という方が多かったので、ワークショップ中の話題に事欠きませんでした。勿論私のような素人の居心地が悪いなんてことはありません。

 

地球の裏側でもワークショップ

 

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Minimalでは今回のようなワークショップを、カカオ農家にもおこなっています

カカオ農家の中には、カカオ豆からどんなものが出来上がるのかさえ知らない人も少なからずいるそう。そんな人々に、自分たちの作ったカカオ豆から出来たチョコレートを食べてもらい、やりがいや品質向上への意識を持ってもらおうという取り組みです。

 

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カカオの実のサイズはラグビーボール程の大きさ。この中に50個程度の豆が入っているのですが、これを全部使ってやっとチョコレート1枚が出来上がるそうです。
フェアトレード問題でしばしば話題に上がるカカオ農家ですが、チョコレートの値段を知った上でこの実の大きさを見ると考えさせられるものがあります。

そんな海の向こうのカカオ農家のことを考えながらチョコレートを作るのも感慨深いですね。

 

今日紹介したワークショップの情報

カカオ豆からのチョコレートづくり体験
場所 Minimal 富ヶ谷本店 / 銀座 Bean to Bar Stand
最寄り駅 東京メトロ千代田線 代々木公園駅 / 銀座線 東銀座駅
開催日時 下記サイトからご確認ください
予約サイト 3月分は下記URLから。それ以降の開催分も公式HPなどで告知されます。
https://mini-mal.tokyo/info/2018/02/23/ws1803/

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おわりに

珍しくグループで作ったので、チームプレーを発揮する場面があったり終始賑やかなワークショップで、イベントとしてもとても楽しかったです。

今回のワークショップは、予備知識があればある程楽しめると思います。是非Minimalさんのウェブサイトでチョコレートのことを調べるなど、想像を膨らませて参加してみてくださいね^^

 

冬_すけ2

 

今日も読んでくれてありがとう!

 

 

 

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