先日の3連休、新潟にある孤島に行ってきました!佐渡島よりずっと小さな小さな島、『粟島』です。
赤いマーキングをしたのが粟島。車で1時間弱走れば島一周出来るお手頃サイズです。そんな島を、釣り好きを中心に7人・2泊3日で満喫してきました!
島を満喫するために – 酔い止め持参をおすすめします
都内から新潟までは車で向かい、車は無料駐車場に置いてフェリーで島に渡りました。
日によって揺れ具合は違いますが、船酔いしやすい方は酔い止めを持って行くことをお勧めします。
車→船の連続は特に辛いものがあります。
乗り物酔いをしやすいすけさんは完全にダウン。
このようになる前に・・・これからの楽しい島旅のためにも、準備は万全に。
竿を漬けた瞬間に釣れる海釣り
「ぽとん」と釣竿を海に浸けた途端、バタバタバターという音と共にアジが大量に喰いついてきます。こちらはたたきや、他の魚の餌釣り用にしました。
夜釣りも楽しいですね。釣りをしながらの花火もしました。近くに釣り人がいる場合は、魚が逃げてしまうので離れて遊びましょうね。
タコ捕りツアーが名物
粟島と言えば、毎年9月の週末に行われる『磯タコ捕りツアー』が有名なようです。
棒を使ってタコを捕まえ、その量を競うイベント。
人口300人程の島に100人程がタコを捕まえに来るのだから、全島お祭り騒ぎでしょうね。
写真はデイリーポータルZさんよりお借りしました。2017年の詳細・申込は【こちら】!今年の日程は3回、9/9(土)-9/10(日)、9/23(土)-9/24(日)、9/30(土)-10/1(日)のようですね。私も参加してみたいなぁ
ところで、すけさんは磯育ちの男。
イベントはまだまだ先だけど、島に着いてから虎視眈眈とタコを狙っていたようで、私たちが休憩所でのほほんとしている間に、手掴みでタコを捕らえていました。
こちらも後で宿の方に調理してもらい、美味しくいただきました。
※すけさんはタコの扱いに慣れていますが、素人は噛まれるので素手で捕るのは危険です。
船釣りをするなら民宿『亀屋』がおすすめです
今回のメインイベントは船釣り。
民宿の中でも、船釣りをするなら私たちが泊まった『亀屋』さんがお勧めです。他の民宿の方にも、「そりゃぁ船釣りするなら亀屋さんが一番よ!」と太鼓判を押されていました。
朝4時出航、8時頃帰ってきます。クロソイ・イナダを釣って帰ってきました。この時期はマダイも釣れるそうです。
私はロングスリーパーで船酔いもするので乗れませんでした・・・
ただ、海の上と民宿の布団の上、場所は少しばかり違ってもバカンスを満喫出来るのが島旅の醍醐味です。島のゆっくりと流れる時間を、自分のペースでのんびり楽しみましょう^^
ちなみに亀屋さんのある島の西の方は、docomo以外の電波が飛んでいません。
場所を変えたり念力を送っても無駄でした。諦めて、オフラインを楽しむのが良さそうです。
絶対付けるべき!『わっぱ飯』
最終日の朝食は、宿代に+1人千円弱で追加出来るわっぱ飯。こちらは本当にオススメです。
海の前に特別会場が用意されています。火を囲ったパフォーマンスなので、見ていてとてもワクワクします。
気のおけない仲間たちと行ったので、なおさら盛り上がりました。
わっぱ飯会場が、バリ風カフェに変身
海辺を散歩していて気になった、粟島らしからぬ小洒落た空間。
朝しか使われないわっぱ飯会場を利用して、お昼間は粟島出身・都内在住のお姉さんがカフェを開いていました。
我が家のリビングのごとくゴロゴロする2人。
こちらのお姉さんは、島伝統の手法でバッグなどを作っている作家さんでした。
帰省中の夏の間だけ、こちらでコーヒー類を出したりワークショップをされています。美味しいコーヒーを求めて島中を巡っていた仲間も大満足。
お姉さんのバッグは、「縄文編み」という縄文時代から続く技法で編んでいるそう。
粟島では現在でも島民の方が縄文編みを用いて野菜や魚などを入れるためのカゴのようなバッグを作っていて、お姉さんのバッグも、島の道具を使って同じ編み方で作っているそうです。
素朴さを今風のお洒落なデザインに昇華したバッグ。
伝統を残したいというお姉さんの気持ちが形になっているのを見て、素敵だなと思いました。
→お店のHPは<こちら>
無印の広告のような写真が撮れる、ぶらり島歩き
小さな島なので、自転車や徒歩で一周するのもお勧めです。私たちは車で一周する間に、ちょくちょく展望台などを目的地に寄り道しました。
眠気まなこでぽけーっと自然を満喫していると、「無印の広告っぽい!」と言って、シャッターを押すすけさん。
島の道は狭くて車もたまに通るので、通行の際は気をつけてください。この時期だからかハチも多かったので、そちらにもご注意を。
島人お勧めの食事処
番頭さんのお勧めは、フェリー乗り場の対面にある『カフェ そそど』さん。カレーや冷麺など定番食にアレンジを加えた今風のお店です。
Iターン組の若い夫婦と赤ちゃんの3人で営業しているそうです。この日は山村留学をしている中学生がお手伝いしていました。オーダーを聞いていると、コロッケが一押しの様子。
島の方々の人柄
毎年島旅をしている面々ですが、口々に語るのは島の方々の人柄の良さ。地元の方々と観光客との壁があまり無い感じがしました。道に腰掛けたおばあちゃんに話しかけると、ご近所さん同士のように自然なおしゃべりが始まります。
若者が島外に流出している一方で、そそどさんのようなIターン組や、島に嫁ぐ方々、農村留学をしている子供達、地元に帰省して島を盛り上げる活動をしている方々がいます。ポジティブマインドの方が多い魅力的な島で、近年の移住ブームに乗り、人口もまた盛り返すのではないかと期待しています。
最後まで読んでくれてありがとう!
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民宿亀谷さんのある辺りは、町並みが素敵でした。
すけさんが写真に残しているので、よかったら覗いてみてくださいね。