バックパックの様な気楽で安価な旅が性に合うようで、旅先では大概ゲストハウスや民宿に泊まります。今回京都に行くことになって予約したのは、京都駅から北に2km程上った所にあるゲストハウス”胡乱座”。
旅先でも静かに過ごしたい方にぴったりな、京町屋の趣のある宿です。
静かに過ごしたい人のための宿
宿のホームページを開いて最初に目に入ったのは、”静かに過ごしたい人のための宿”という文字。
実際お会いしたあるじさんは穏やかな方でした。いわく、あまり宿のことを知らない人に泊まってもらうより口コミで次の人に泊まって欲しいそうで、宿泊予約サイトにも登録していないそうです。
「22時からはお静かに」という注意書きがありましたが、一日中静かなゲストハウスでした。
京都駅から北へ2km
胡乱座は京都駅からちょうど北に2km程の場所にあります。
有名なお寺や祇園などの観光地から少し離れて現代の京都の生活感が感じられる場所ですが、この宿の他にも京町屋がちらほら見受けられます。
吹き抜けのある鰻の寝床
中に入ると、吹き抜け空間の台所が迎えてくれます。
間口が狭く奥に長い「鰻の寝床」を奥へ進むと、左手に空いた空間から坪庭の緑がチラチラと視界に入ってきます。
宿泊部屋
今回予約したのは1泊4,000円のベッド付きの1人部屋。2階の階段を上った部屋に案内されました。
入り口はふすまになっていて鍵はかかりません。5畳程の小さな個室ですが、天井はとても高いです。机やライトなどのアンティーク小物がどれも趣たっぷりで、2,3日ここに篭ってブログでも書きたい気持ちに駆られました。
ベッドの足元にはコートハンガーと鏡が置かれていて、木材が貼られた押入れも用意されています。これなら大きなスーツケースも十分入ります。
空調はないのですが、ふかふかのベッドのお陰で10月下旬は暖かく過ごせました。ちょっと心配だったのは、窓を開けていたら蚊が入ってきたことでしょうか。盆地の京都なので、夏や冬場はもしかすると気温的にも厳しいかもしれませんね。
1階の共有スペース
こちらは入り口入ってすぐの記帳部屋。
食器棚には自由に使えるコップが入っています。どのコップも可愛らしくて、選ぶ楽しさがあります。
お隣が共有スペース。
縁側や坪庭が見えて気持ちが良い空間です。
コップはこの子に決めました。
朝、あるじさんにいただいたみかんがとっても甘かった…
2階の共有スペース
2階にもくつろげるスペースがあります。
2階から見下ろした台所。
多国籍な雰囲気
1階は昔ながらの和風、2階は和洋折衷の大正モダン。そんな雰囲気なのですが、それに加えて所々にアジアンテイスト(トルコ辺り?)な味付けがされています。京都のここかしこに溢れる和に食傷気味になった観光客も、これを見てちょっと新鮮な気持ちになれるかもしれませんね。
和室の宿泊部屋と茶の湯体験のこと
ところで今回私は洋風のお部屋に泊まりましたが、宿泊部屋はほとんどが和室です。こちらはお客さんが帰った後に見せていただいた1人用の和室。清掃中であまり写真が撮れなかったので、是非その目で確かめてみてください。
また、あらかじめ予約しておけば茶室で茶の湯体験も出来ますよ。
宿の基本情報
宿 | 胡乱座 Uronza |
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住所 | 〒600-8477 京都市下京区醒ヶ井通綾小路下がる要法寺町427 |
最寄駅 | 阪急京都線 大宮駅 徒歩8分 / 地下鉄烏丸線 四条駅 徒歩10分 |
電話 | 075-341-3226 |
フロント営業時間 | 8〜12時 / 16時〜21時 |
チェックイン | 16時〜夜21時 |
チェックアウト | 〜11時 |
宿泊費 | 個室4,000円〜(宿泊税込) |
※上の情報は、2018年10月現在のものです。
その他詳細はホームページでご確認ください。
おわりに
久しぶりの一人旅ということもあり、今回の京都旅行で一番楽しめたのがこちらの宿でした。夢中で写真を撮ってこちらにもたくさん載せましたが、幸か不幸か私の写真ではこの宿の魅力を伝えきれません。是非足を運んで、実際に気持ちの良い空気感を味わってみてください^^
今日も読んでくれてありあとう!