ねぇたむちゃん!
卓上のウォータージェットカッターがあるんだって!
水圧で金属なんかも切れちゃう工作機械だよ!
しかも比較的安いみたい!
おぉ!それはすごい!
早速調べてうちでも導入できないか検討しよう!
今日ご紹介するのは、Kickstarterで支援者を募集して、既に目標額をかなり上回っているデスクトップウォータージェットカッター『WAZER』です。
既に国内のネットニュースなどで記事にされているのですが触りだけの紹介だったので、Kickstarterサイトに掲載されている内容全てをこちらでご紹介したいと思います。
ネットニュースでの要約記事はこちら
▶︎デスクトップで使えるウォータージェット式カッター「WAZER」–3599ドルから
元の記事を読みたい方はこちら
▶︎KICK STARTER – The First Desktop Waterjet Cutter
『WAZER』は、全ての作業場に設置することが可能な初めてのデスクトップ型ウォータージェットカッターです。
どんな素材でも切り出せるし、コンパクトで収まりがよく、清潔・安全を保てます。
おまけに作動時の音も静か。
今までのウォータージェットカッターは$100,000(約1,000万円)以上していましたが、『WAZER』の開発者はこの先端技術をあらゆる作業場で導入できるよう取り組みました。
アルミニウム
※画像はKickstarterサイトより
※ (Kickstarterサイトの)動画は実際の速度より早い
鉄
※画像はKickstarterサイトより
※ (Kickstarterサイトの)動画は実際の速度より早い
カーボン繊維
※画像はKickstarterサイトより
※ (Kickstarterサイトの)動画は実際の速度より早い
セラミックタイル
※画像はKickstarterサイトより
※ (Kickstarterサイトの)動画は実際の速度
大理石
※画像はKickstarterサイトより
※ (Kickstarterサイトの)動画は実際の速度より早いです
ガラス
※画像はKickstarterサイトより
※ (Kickstarterサイトの)動画は実際の速度
どんな素材も切り抜けるので、プロ仕様の仕上がりになります。
手作りナイフ
※画像はKickstarterサイトより
切削時間:118分
コインモチーフのネックレス
※画像はKickstarterサイトより
切削時間:60分
キッチン用の棚
※画像はKickstarterサイトより
切削時間:95分
自転車のギア(他のパーツも含むか不明)
※画像はKickstarterサイトより
切削時間:168分
ガラスのオブジェ
※画像はKickstarterサイトより
切削時間:34分
以下、各メディアの評判です。
“Wazer is making available to everyone high-end fabrication tech that has hitherto been reserved for heavy industrial users with deep pockets.” – TechCrunch
“WAZERは誰もが先端の産業技術を享受できるようにした。
これまでは重工業で使用する、資産を持った人々にのみ提供されていた技術だ。”
– TechCrunchより
“It puts a precision-cutting technology previously only available to a few in the hands of the many.” – Digital Trends
“WAZERは、これまでごく一部の人だけが使えた精密な切削技術を、多くの人々が使えるようにした。”
– Digital Trendsより
“The material options are almost limitless.” – MAKE
“ほぼ全ての素材を切削できる。”
– MAKEより
“Now you can cut steel, stone, glass, ceramics, carbon fiber and other hard materials with something that fits on a workbench.” – Core77
“これで、鉄・石・ガラス・陶器・カーボン繊維、その他の硬い素材を、作業台の上で切削出来るようになる。”
– Core77
↓ WAZERを評価しているメディア
※Kickstarterサイトより
水圧を利用したウォータージェット技術は、以下の点で従来の切削技術を凌駕しています。
・どんな素材も切れる
・細部まで切り出せる
・換気不要
・表面がなめらかに仕上がる
・熱が引き起こす素材の反りが無い
※画像はKickstarterサイトより
しかしウォータージェットカッターは、筐体は大きく、高価で、大掛かりな設備が必要、整備にも大変な手間がかかるものとして知られています。
そのため、ほとんどの作家や零細企業はウォータージェットカッターを利用する機会がありません。
そこで、開発者達は限られたスペースと低予算でも使えるものを作ろうと決めました。
WAZERでは、砂のような微小の研磨剤を、高圧の水流に加えています。
ノゾルからその混合物が出て、切断面の微量の材料を侵食し、素材を切り出します。
研磨剤は“gernet”と呼ばれる商品で、一定サイズの極小粒子に粉砕された岩からできています。
有毒性が無く、処分も簡単です。
【ハードウェア】———————-
WAZERには、小さな作業場の環境に適した独自の特徴があります。
※画像はKickstarterサイトより
・小型でカバー付き
・通常のコンセントで使用可能(多分アメリカの)
・高さ調整が簡単
・本体にコントロールボタン搭載
・研磨剤の除去が簡単
開発者の一人、Danさんが下の動画で順々に使い方を説明しています。
細かい説明は割愛しますが、簡単な手順解説は以下。
・ホースを水道に繋いで、もう一方はポンプユニットに接続
・コンセントに繋ぐ(アメリカの家庭用コンセントに対応)
・データ作成は自分の持っているソフトを使用
・データをWAZERのソフトウェアに送り、簡単な設定をする
・USBコネクタでPCとWAZER本体をつなぐ
・データを本体に飛ばす
・動かす前に、研磨剤を本体横の取り出し口から補充/起動中もこまめに補充
・フタを開けて材料をベッドに置く
・材料が動かないように留め金をする
・専用の道具を使ってノズルの高さを設定
・フタを閉めてスタートボタンを押す
・掃除:使用した研磨剤を捨てる
【ソフトウェア】———————-
デザインから切削まであっという間。
まず、使い慣れたソフトウェアで設計します。
Solidworks、Adobe Illustrator、Google SketchUpなどどれでも構いません。
使い慣れたソフトがなければ、簡単でわかりやすいソフトを開発者側が紹介してくれるそうです。
その後、DXFまたはSVG形式の図面データをWAZERのソフトウェアに送れば、設定画面で簡単に切削の設定ができます。
デスクトップ型の本体に、付属のポンプボックスが付きます。
ポンプボックスは本体のそばならどこでも置くことができます。
また別売りで、本体が作業台いらずで使えるよう、取り外しが出来る長い足もあります。
下記の支援額で、相当する商品が貰えます。
※Kickstarterでの機材購入(支援)はアメリカ・カナダの方のみ可能です。
※いずれは全世界で購入できるように努めたい、とのこと。
$25の支援で貰えるTシャツはこんな感じらしい。
※画像はKickstarterサイトより
下記のリストは、開発者が実際に最終試作品でテストした、よく使われる素材の切削にかかる時間です。
関心のある素材が下記リストにない場合、開発者(info@wazer.com)に(英語で)問い合わせれば応えてくれるようです。
この価格でウォータージェットカッターを提供できるように、開発者はより低い水圧のものに作り直しました。
このため、従来の工業用ウォータージェットカッターほど早く切削することは出来ませんが、「何でも切れる」という機能は保っています。
上記の切削スピードは、研磨剤”garnet”を1分間に0.33ポンド使った時のデータです。
WAZERは、機械が管理出来るよう、ウォータージェットカッターに特化した研磨剤”garment”を継続的に使用しています。
研磨剤はWAZERのウェブサイトで購入できますが、公式の第三者サイトのものでも稼働します。
仕様は下記の通りです。
※画像はKickstarterサイトより
と〜っても長くなりましたが、今日はここまでです。
週明けまでに頑張って続きを書くよ!
今日も最後まで読んでくれてありがとう!
続きが早く知りたい方は、元のサイト
▶︎KICK STARTER – The First Desktop Waterjet Cutter
からどうぞ!