音声配信を始めて2ヶ月半ほど経ちました。
当初は、「ブログのプロット作りに良いかも」と思っていたのですが、話し慣れてくると、「あれ、これ文字起こしアプリでそのままブログに出来るのでは?」と思い始めました。
ということで先日、音声配信データを文字起こしツールを使って2記事ほどブログ化してみたので、今日はそのやり方とやってみての感想を書いていきたいと思います。
音声配信をブログ記事化する理由
そもそもブログを運営したことがない方からすると、「わざわざブログ化する必要あるの?」と思われるかもしれません。
音声配信をブログ化する利点はたくさんあるのですが、私が音声データをブログ記事化したいと思った一番の理由は、ブログは「検索機能性がとても高い」からです。
検索から、「今」必要な情報を手に入れられる
例えば、ある病気で悩んでいて、特定の症状がある時。文章(今だとYouTubeなどの動画も)がネット上にあれば、その症状を検索した時に似たような体験をした人の記事が出てきます。
音声配信ではプラットフォームが多いなどの理由から、検索の利便性はまだまだ低いですよね。(「プラットフォーム名+キーワード」なら出てくることはありますが…)
私自身、必要になった時にピンポイントで情報が欲しいタイプなので、様々なプラットフォームをひっくるめて検索出来る情報に、ありがたみを感じています。
無名な人でも内容が良ければ読んでもらえる
専門性の高い人・何かに特化して情報発信をしている人、或いは何かしらで有名な人は、音声配信に関わらず、TwitterやYouTubeなどSNS性のあるものと相性が良いと思います。ただ、私のように雑記的に発信している一般人には、なかなか本当に必要な人にまで情報が届けられないことが多いと思います。
そんな人に特に相性がいいのが、検索性の高い、文章と画像や動画で構成された「ブログ」なんじゃないかと思っています。
(もちろん、検索で上の方に表示してもらうには工夫も必要なのですが、そういった話はまた別の機会に…)
ブログ記事化した方法
私がやった方法は、原始的でシンプル。
- 配信した音声データを用意
- 「Googleドキュメント」の「音声入力ツール」で文字起こし
- 後から誤字脱字などを修正
という手順です。
音声データの再生方法
「音声ファイル」を読み込んで文字起こしをしてくれるサービスもあるのですが、有料のものが多かったので、携帯電話で配信を再生して、PCのマイクに直接拾わせて、書き起こしをさせました。
Googleドキュメントの音声入力
Googleが無料で提供している「Googleドキュメント」には、「音声入力ツール」があります。
「ツール」▶︎「音声入力」を押すと音声入力ボタンが出てくるので、そのボタンを押してからしゃべると、しゃべった内容を自動的に文字起こししてくれます。
文字起こしの精度
きちんと伝わる様に配慮して録音した場合、文字起こしの精度は(感覚的に)95%くらい。大分精度が高いと思うのですが、間違いの中では漢字の変換間違えが多かったです。
特に、固有名詞を間違えやすいようで、私のニックネーム「たむ」が、「駄目」になったり(笑)、例えば私の使っている配信アプリ「stand.fm(スタンドエフエム)」の表記が「スタンド FM 」のような変換になったり。
後は、「、」や「。」など句読点が文字起こしされないんですよね…なので、Googleドキュメントを使う場合は、後から句読点を足すのは必須です。
そんな感じで、多少後から手入力での修正が必要なのですが、大部分は配信内容を聴き直さなくても予測して修正できました。
(7、8箇所、聴き直さないと分からない誤変換もありました。)
問題は、フリートークのような回の場合。
「あー」や「えーと」のようなフィラー(と言うそう…!)や、言葉の言い直しなど、文脈が分かりづらい部分は、不思議な漢字の羅列が続いて、何度か聴き直す必要がありました。
音声データに関して
ちなみに、直接音声配信サービスから収録した場合、その音声データをダウンロード出来ないことが多いようです。(今の所stand.fmなんかはそう)
音声入力ソフトで使う時や、使っている配信プラットフォームサービスが終了してしまった時の為にも、音声データとして書き出しして保存出来るツールで収録するのがオススメです。
(ちなみに私は、iPhoneのデフォルトアプリ「ボイスメモ」を使っています。)
ブログ記事化までにかかった時間
今の所、配信データを記事化したのは2記事。
予め記事化することを考えて、音声の段階で時間をかけた「プレゼン的な配信」と、「フリートーク的な配信」で、かかった時間の振り分けが違ったので、2つのパターンに分けてご紹介します。
【パターン1】プレゼン的な配信
配信時間:15分
文字起こし時の文字数:4,400字(句読点無し)
時間の内訳
- 配信までにかかった時間:合計2時間半
- アイディア出し:30分
- プロット書き出し:10分
- 配信用の収録・編集・確認:2時間
- 文字起こしにかかった時間:15分
- 加筆修正などにかかった時間:合計45分
- 誤字脱字の修正・句読点や段落の追加:40分
- 文章の修正:5分
- ブログ記事としての体裁を整える時間 :合計1時間
- 見出し付け:20分
- 重要な部分の太字化:15分
- 写真の選択・挿入:15分
- アイキャッチの作成:5分(フォーマットの使い回し)
感想
配信の時点で文字起こしのことも想定していたので、言い間違えや言葉の詰まりをなくすよう、時間をかけて収録・編集しました。
その結果、音声認識ソフトの誤変換以外は、ほとんど修正無しでブログ化出来ました。
また、私が普段ブログに直接書く時よりも、記事がストーリーとして読みやすいと感じています。
「音を自分で確認しながら録音することで、耳触りの良い言葉遣いを意識出来たこと」・「そらで話が出来るよう、頭の中で記憶出来るくらいのシンプルなストーリーにしたこと」が主な理由だと思います。
普段のブログ記事作成時間との比較
普段だと、4,500字位の記事を書くのに4時間半くらい。
(記事の内容によって1記事作り上げる時間は全然違うのですが、なんとなくで比較してみました。)
私の場合、「普通にブログを書く」時間と、「音声配信+ブログ化」の時間は、今回の場合は同じくらいでした。
話す方が得意な方の場合は、収録・編集時間を大幅に減らせるので、かなり効率がいいと思います。
【パターン2】フリートーク的な配信
配信時間:10分
文字起こし時の文字数:2,200字(句読点無し)
時間の内訳
- 配信までにかかった時間:合計30分
- 配信用の収録・編集・確認:30分
- 文字起こしにかかった時間:10分
- 加筆修正などにかかった時間:合計1時間
- 誤字脱字の修正・句読点や段落の追加:40分
- 文章の修正:20分
- ブログ記事としての体裁を整える時間 :合計1時間
- 見出し付け:15分
- 重要な部分の太字化:10分
- 写真の選択・挿入:5分
- アイキャッチの作成:30分
感想
配信時はほぼ一発録りだったので、配信時間≒録音時間、くらい短時間で配信出来ました。
ただ、音声配信の時点で言葉を探しながら配信しているので、ブログ化する際は加筆修正に時間がかかりました。
音声の時は、重要な言葉・いらない言葉を、イントネーションによって聴き手が取捨選択できるのですが、やはり文字になると難しいですね。
普段のブログ記事作成時間との比較
普段だと、2,500字程度の記事を書くのに、2時間半〜3時間くらい。
かかった時間は普通にブログを書く場合と同じくらいでしたが、あまりアイディア出しや構成を練る時間をとらなかったので、もっと良い構成に出来たのに…もっと大事なことが言えたのに…と思う所があります。今回の配信をたたき台にして書き直したら、もっと良いコンテンツになると思うので、時間を見つけてリライトしようかな…
まとめ
音声配信は、簡単にブログ化出来る
クオリティにこだわりがなければ、フリートークでもプレゼン的な配信でも、音声配信のブログ化は結構簡単に出来ます。
ブログ執筆の効率化に、音声メモが役立つ
文字でアイディア出しをしたり、構成をメモするのも良いですが、音声メモで録音・確認をすると、また別の気付きがあり、更にクオリティの高い文章になる可能性があります。
文字の、「加筆修正がしやすい点」や、音声の、「すっきりとした分かりやすいストーリー作りがしやすい点」など、両方の長所を活かし合えば、より良い情報発信が出来そうです。
あと単純に、書くのが面倒だったり、話すのが面倒だったり、気分によってアウトプットの方法を変えられるのも良いですよね。
音声▶︎ブログ化のまとめ
ということで、「音声▶︎ブログ化」することは、気付きがたくさん!その時の気分や内容によって適したツールを使い、お互いの長所を利用し合いながらコンテンツを作っていこう!という結論で、今回は終わりたいと思います。
また、今回実験的に試してみて色々書きましたが、結局私のトークスキルと執筆能力との比較なので、人によって結果は様々だと思います。
是非、自分にはどちらが合っているのか比較しつつ、書く・話す、両方の長所を取り入れながら、情報発信を続けていってください。
おわりに
これからも、ブログでも伝えたい配信内容は、文字起こししていく予定です。
今後その中で得られたことも、併せて発信していきたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとう!
また遊びに来てね^^
今回の記事に頂いた感想
こんな面白い方法が…!
今僕は「ブログ記事→音声」でコンテンツ変換してるけど、
この流れを逆にできたら、記事によってはブログ執筆の時間が短縮できちゃう⁉️(頭で考えるより、声に出した方が構成がまとまる時がある…) https://t.co/StKbyBpWk8— そうすけ@imDRESSions (@soo_suke) January 12, 2021