読書の技法_top-02

みなさんは「積読」、どのくらいありますか?

私は1年ほど前にKindle端末を購入してから本を読む習慣ができたのですが、それと同時にどんどん増えていくのが「積読」。

「読みたい本を全部消化するには、どうすればいいんだろう・・?」
そんな疑問を解決するために手に取ったのが、今回紹介する佐藤優さんの「読書の技法」です。

今回はこの本の概要と感想を、私の読書ノートを交えながらご紹介します^^

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読書ノート

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読み始めたきっかけ

定期的に読書をする習慣が出来て、もうすぐ1年。
Kindle Unlimitedに入会していることもあり、あまり本代を気にせず興味のある本をたくさん買ったり借りたりしています。

おかげで手元にたくさん読みたい本はあるのですが、最近はなかなか全てに目を通せなくてモヤモヤしていました。

こういう時こそ基本に立ち戻るのが一番効率的・・ということで、読書術の本を何冊か読むことにしました。

 

1冊目に読んだのは、メンタリストDaiGoさんの読書術

とりあえず、読書を始めた頃に読んだメンタリストDaiGoさんの読書術に、もう一度目を通すことにしました。

DaiGoさんの本は、初心者向けの読書術が、幅広く、とても分かりやすくまとまっている本なので、初めて読む読書術本としてとてもオススメです。

一度読んでいても忘れていたこともあって、2回目の読書もとても役に立ちました。

ただ、DaiGoさんの言葉で言うスキミング(拾い読み)のもっと具体的な方法などを知りたかったので、併せて他の方の読書術も読むことにしました。

 

2冊目の読書術本として

ということで、とりあえず以前から気になっていた佐藤優さんの本を試し読み。

本の最初の、著者の書斎やノートの写真が載ったカラーページが魅力的で、「まえがき」からも読みたくなる本だったので、読書術本2冊目はこちらの本を読むことにしました。

 

「読書の技法」概要

読書の技法_読書ノート4

この本のコンセプトは、本の「読み分け方」

外務省の分析官などを経て作家に転身した佐藤優さんは、月に平均300冊以上の本に目を通すそうですが、その中で熟読しているのは4、5冊程度。
このように、読書に慣れた人でも熟読できる本は、ある程度のボリュームの専門書で月々3〜4冊程度と言っています。

 

時間は有限なので、熟読するのはどうしても読まなきゃいけない本に絞る

その時に、「どうやって本を絞るのか」、そして「絞った後にどのように効率的に読みこなすのか」ということがこの本のメインテーマになっています。

 

本の読み方は3種類

読書の技法_読書ノート5

著者によると、本の読み方は大きく3つ、「①超速読」「②普通の速読」「③熟読」に分けられるそうです。

まず、「①超速読」で読む本の選別をし、拾い読みをする「②普通の速読」と、じっくり読む「③熟読」とに仕分けします。
(この時、ノートを取るか取らないかの判断もします。)

本書では、この「3つの本の読み方」の詳しい方法を解説しています。

 

「速読」するためには基礎知識が必要

また、そもそも「速読」というのは、その本の分野の基礎知識が無いと出来ません

なので、その分野の基礎知識がない場合はまず、基本書を熟読して基礎知識を身につける必要があります。

本書には、この基本書の読み方にも多くのページが割かれていますし、本の中盤では、「世界史」「国語」「数学」などの分野ごとの基礎知識を得る具体例も書かれています。

 

具体例が多い

この本の特徴は、とにかく具体例が多いこと。
著者流のやり方(読み方・ノートの取り方)が詳しく書かれているので再現性が高く、読者が真似をしやすくなっています。

ただ、著者の専門がロシアや民族問題なので、その具体例になっている文章が難解だったりします;
その辺りは適当に読み飛ばせる方じゃないと、初心者向けとは言え、読み終わるのにかなり時間がかかってしまうかもしれません。

 

こんな人におすすめ

読書初心者の、2冊目以降の読書術として

佐藤優さんの考え方を知りたい人

世の中の流れを勉強したい初学者

 

感想

 

つまみ読み出来ない原因が分かった

私がこの本を読んで一番良かったのは、自分自身がなかなか本を読み進められない原因が、本を「全部理解したくなる癖」にあると分かったことです。

本書では、そんな完璧主義者を(良い意味で)いなす言葉がたくさん書かれていたので、この癖を直す手助けになりそうです。
ex.) “基礎知識をつける場合、あまり上級知識をつけようと欲張らないことだ。・・・”

読書ノートにもたくさんメモを残しておいたので、また悪い癖が出そうな時に都度都度ノートや本を読み返そうと思います。

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心に留めておきたい箇所のメモ

 

もっと幅広く勉強がしたくなった

具体例が多く、その多くが民族問題など私には馴染みの無い少し難解なものだったのですが、読んでいるうちに、時事問題などにも興味が湧き、もっと勉強しなければという意識が芽生えてきました。

 

読書ノートを作ろうと思った

今まで本に線を引くだけでノートにまとめる癖がありませんでした。佐藤優さんのノートの写真や実際の取り方を見て、私も記憶を定着させたいものには、読書ノートを作ろうと思いました。

 

著者の読み方を体系的に知れた

また、1冊目のDaiGoさんの本は、彼の読書体系というよりも色々なTIPSを幅広く集めたものでした。2冊目で、ひとりの方の読書体系を知れたことも良かったことです。

佐藤優さんは専門家(学者)的な読み方だと感じたので私が丸々真似するのが最善ではなさそうですが、参考にしながら自分なりの読書術を作っていきたいな、と思いました。

 

今日ご紹介した本

佐藤優「読書の技法」

 

読書術1冊目におすすめの本

(こちらも近々レビューしますね)

 

ちなみに、メンタリストDaiGoさんの本の方は、私が確認した時点でkindle unlimitedで読み放題対象になっていました。(2021年6月13日現在)

kindle unlimitedは、各分野の基本書のうち何冊かは読み放題になっていることが多く、読書初心者に特におすすめのサブスクリプションサービスです。

人気の本も、タイミング次第で無料になることもあるので、気になっている方は是非一度試してみてください^^

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今日も読んでくれてありがとう!

 

 

 

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