悲観的な性格から、楽観的な性格になった話

今日は、私が悲観的な性格から大分楽観的というか、ポジティブ思考になってきたので、そのきっかけをいくつかお話ししたいと思います。

生きることに正解があるものだと信じていたり、「成功」という結果のために頑張ることを辞められたのが、大きなきっかけだと思っていて…。その代わりに、「人生は実験の場」という常に前向きなワクワクした気持ちが持てるようになりました。

「何故みんな先のことに希望を持てるの?」と疑問に思っていた昔の私や、今そう思っている方に届くと嬉しいです。

 

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※この記事は、音声データを文字起こしして加筆修正したものです。

 

私のネガティブ期の話

半年か一年ぐらい前まで私は悲観的な人間で。

大学生の頃とかずっと、「何で生きてるんだろう」っていうことばかり考えていて。「なんで生まれたんだろう」とか「何で生まれちゃったんだ」とか悲観的な子だったんですよね。

それで、「インドに旅すると、そういった悩みも解決するよ」みたいなことを、インドに行ったことのあるクライミング(ボルダリング)仲間の大人の人たちに言われて。インド旅行で、半年とか2〜3年行ったことのある人が結構いて、そんなことを言われたりもして。
インドじゃないんですけどね、タイ・マレーシアに一人で、10日ほどなんですけどバックパックで、その悩みを解決するために行ったりしたこともありました。(その時は解決しなかったんですけど。)

大人になってからも、学生時代ほどひどくはなかったと思うんですけど、でも、楽しい・嬉しい・幸せなことよりも、怖い・嫌なことの方が多いから、「生きているのが辛い」ってずっと思っていたんですけど、最近それがなくなったんですよね。

 

夕焼け前

 

変われたきっかけ

 

ポジティブな人と一緒にいる

夫が楽観的というか全く悲観しない人で、その夫と10年ぐらい一緒にいて、やっと私も楽観的な人になれたんですけど。だから楽観的な人と一緒にずっといるっていうのも、そうなれた原因だと思うし、夫の考え方をずっと、良い所を盗もう盗もうってしていたので、10年ぐらいかかったけど、その結果でもあるなと思っています。

その中でも自分が大きく変われたなーっていう大きなきっかけがいくつかあって。

 

自分の素でいられるようになった

まず一つは、この間もお話ししたんですけど、人に嫌われても生きていけるなっていう自信がついたっていうこと。そのために、自分の素が出せるようになった。その素が出せるようになってすごく生きやすくなったっていうのがあります。

 

 

「苦手なことは克服しなくていい」と思えるようになった

あと、私はデザイナーなんですけど、元々デザイン(美的センスだったり、人の役に立つものを生み出すことや大勢の人を説得して企画を通すこと)は不得意中の不得意で、高校生の時とか、親とかおじいちゃんおばあちゃんとか、周りの人にも、「全然向いていない分野なのにそっちに行くの?」という風に思われたり、言われたりもしていたんですけど。

それも十数年やって、そんだけやってると、苦手っていうか不得意な分野でもそれなりには出来るようになるんですよね。
そうは言ってもやっぱり苦手で、すごく得意な人・元々生まれつき(幼少期の環境から)デザイナーに向いてる人には絶対に敵わないっていうのに気付いたというか、諦めができるようになって。

それで、「自分の苦手なことはなるべくやらない」っていう諦めがつくようになって。そうするとね、苦手で苦痛なことをやらなくて済む。

元々、負けず嫌いだったり、あと、「苦手を克服したい!」っていう気持ちがめちゃくちゃ強くて。それが和らいだおかげで、すごく前向きに取り組めることだけに時間を割くようになって。そしたら前向きになれる時間が自然と増えて、自然と前向きな性格になってきたのかなぁ…なんて思っています。

 

海辺

 

苦手なことを諦められるようになったきっかけ

その負けず嫌いの性格を克服したというか、「自分が苦手なことやめよう」って思えるようになったのは、「苦手だから、怖くて避けていたこと」をとことんまで突き詰めてみたのが良かったのかなと思っていて。

そのうちの一つが、絵を描くことなんですけど。絵を描くのがめちゃくちゃ上手いわけじゃないけど、それを認められなくて。デッサンをあまりやったことがないんですけど、やってしまうと、「自分がそこまで上手くない言い訳ができなくなる」みたいな感じがして、なかなか踏み出せなかったんですよね。

なんですけどちょっとね、一歩踏み出してみて、今年の春の自粛期間にデッサンを始めてみて。そしたらやっぱり、周りの美大卒の人とか、「ああ、やっぱりすごいなー」っていうことを自覚できて、心から、その人達が「本当にすごい」「自分はあそこまで上手じゃない」というか、「生まれつきの才能はないな」って。デッサンを習得するまでに想像できない程の時間を費やしていて、そのことに時間を費やす才能(好奇心)がすごいなって。

でもまあ、「これからちょっとずつ伸ばしていきたいな」っていう心境になれて。そういったことも良かったのかなーって思っています。

 

挑戦したことへの結果を知るのが楽しくなった

こうやって、自分が「怖い」と思っていることにちょっとずつ挑戦していったことで、「挑戦してその結果を見るって、実は面白いことなんだ!」って実感できたんですよね。

それまで、例えばスタートアップの本なんかに、「小さな失敗を重ねていくっていうのが大事」とか、ビジネスに限らず自己啓発本とかでそういったことってよく書かれていたのは頭にあって、「大事なんだろうな」と思ってはいたんですけど。いざ自分でやってみて、「あ、やっぱり小さな失敗を重ねるって大事だし、それ自体がすごく楽しいな」って思えるようになって。失敗でも成功でも、その結果を知るっていうのがすごく楽しいなって今思えるようになって。「人生って実験の場なんだな」って。

夫もよく、「生きることって釣りと同じで、釣れるか釣れないか、道具を変えたり、釣り方を変えたりしてみて、釣れるか釣れないかを実験するのが面白くて、人生もそれと同じような感覚だよ」って言っていたんですけど…。「あ、私もそういった領域になれたんだなぁ」と思って。その頃からすごく楽観的な性格になったなって感じています。

ということで、今日はちょっと思いつくことを話してみたんですけど、何か参考になったら嬉しいです。

 

砂浜の石

 

 

編集後記

思いつくままに話してみて、いくつか基本的なことをお話ししていなかったので、補足しておきます。

 

今この瞬間を楽しむ

大学生や社会人になってから、過去のことを気にしたり、未来のことが不安で仕方なかったりして、その瞬間瞬間を楽しむ力がなくなっていたなと思います。

数年前に自然の多い場所に引っ越してきてから絵日記をつけるようになって、段々とその日一日を幸せに過ごすことを考えられるようになりました。

その後、「バレットジャーナル」というノート(手帳)術に出会ったり、そこから「マインドフルネス」という、「今、この瞬間を大切にする」という考え方を知ったりして、段々と今を楽しめるようになってきました。

 

おすすめの本

マインドフルネス関連のおすすめ本。科学好きのチベットのお坊さんが、瞑想を科学的な面も踏まえて解説してくれています。著者の朗らかな人柄が溢れ出ているので、寝る前に読むのにもおすすめです。(2021年1月現在、kindle unlimitedで無料で読めます)

 

バレットジャーナルの考案者が書いた公式ガイド。この本を読みながら、タスクを人生に必要なことだけに絞れるようになっていったことで、先々のタスクや将来への漠然とした不安から解放されました。

 

 

幸せな気持ちを忘れない工夫をする

不幸せだと感じていた大学時代ですが、楽しいこともたくさんありました。むしろ今思い起こすと、環境的に恵まれていたのに、何故あれほど悲観的になれたのか不思議なくらいです。

原因は、マイナスの感情の方ばかりが心に残っていたから。私に限らず、人の原始的な脳の部分がそうさせるようです。私は敏感な体質なので、人一倍ネガティブな感情ばかり残って、幸せな記憶を覆い隠していたのだと思います。

 

幸せ日記をつける

一日の終わりに、「今日あった良かったこと・幸せなこと」を書き出す習慣が出来てから、かなり前向きな気持ちになれたと思います。そちらも今やっていない方は、是非取り入れてみてください。

 

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今日も遊びに来てくれてありがとう!

 

 

 

こんな記事もあります

 

バレットジャーナル〜私の方眼ノート手帳

山と海に囲まれた街に引っ越してきた頃、毎日が楽しくて、絵日記をたくさん書いていた頃の手帳の記録。「今日あった幸せなこと」など、日記ベースの手帳をつけてみませんか?

 

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