2022年も始まりましたね。
今年の目標を決めたり、やりたいことを書き出したりしましたか?
目標ややりたいことを書き出して、いつも目につく場所に置いておくと、自然と達成しやすくなったりしますよね。
数年前から「やりたいこと100のリスト」などが流行っていることもあり、年始に書き出している方は多いんじゃないかと思います。
・・・ただ、「書き出したはいいけど、やりたいことが多すぎてどこから手を付ければいいのだか…」という方もいるんじゃないかと思います。
そんな方に向けて、今日は「やりたいことを絞り込むためのワークシート」とその使い方をご紹介します。
やりたいことを叶えるための手順
基本的に、やりたいことを叶えるためには次の3つのステップがあります。
1. やりたいことを書き出す
2. やりたいことを絞り込む
3. やりたいことを細かくタスク化してスケジューリングする
今回ご紹介するのは、2. のステップです。
そもそもやりたいことが分からない人へ
1のステップが終わっていない(やりたいことが何も思い当たらない)という人は、
「〇〇が食べたい、といった些細なことでもいいから、やりたいことをとにかく100個書き出す」
「日々、良かったこと・楽しかったことを日記につける」
などをして、まずはやりたいことを見つけることから始めてみてください^^
日記の付け方はこちらの記事など参考になるかもしれません。
やりたいことが絞り込めている人へ
「3. やりたいことを細かくタスク化してスケジューリングする」というステップは、ガントチャートなどを使うと良いと思います。
やり方は下の記事で説明しています。
※ 逆に、無理にスケジュールに落とし込まない方が良い方もいます(私もやりたいことに関して時間を決められるのが苦手で、好きな時に進める方が捗るタイプです)そういう自覚がある方は、スケジュール化はせず、今回紹介するような達成したいことリストだけ目につく場所に置いておいてください。
ワークシートの使い方
A4サイズの用紙に両面印刷する
まずはお好みのA4サイズの用紙に、「短辺綴じ」設定で両面印刷をしてください。
「やりたいこと」を25個書き込む
(ちょっとややこしいのですが)「やらないことリスト20」とタイトルがついている面に、やりたいことを25個書き込みます。「やりたいことリスト100」があればそこから厳選して書き写してもいいですし、直接考えながら書き出しても大丈夫です。
「やりたいこと」を5つに絞り込む
書き出した25個の中から、最も達成したいものを5つだけ選びます。
「これはいらない」「これは残したい」と考える時に、左側の四角の枠の中に丸やバツを書き込んでメモしておくと絞りやすいと思います。
どうしても5つに絞りきれない場合は、
「意欲(自分が本当にやりたいかどうか)」
「重要度(そのタスクが大切かどうか)」
をそれぞれ順番に5段階で評価すると選びやすくなると思います。
※「意欲」や「重要度」の方が大切なので、
「実現性(実現出来そうかどうか)」
「即時性(すぐに取り組めるかどうか)」
というのは、あくまで補助的に使ってください。
上の4つの指標が合わなかったら自分で指標から考えてもいいですし、点を合計して総合的に選んでもいいと思います。
とにかく、自分が納得する方法で5つ選んでください。
「達成したいこと5」に書き込む
5つに絞り込んだものは、反対の面の「達成したいこと5」のリストに書き込んでおきます。
反対の面はそのまま「やらないことリスト」になるので、移動した5つの項目には取り消し線を引いておきましょう。
「達成したいこと5」が表にくるようにして、山折線で半分に折る
「達成したいこと5」の面が表にくるようにして、半分におってください。(大体真ん中の辺りに山折線があります)
切り取り線で切る
一旦紙を開いて、片端のいらない部分を切り取り線でカットします。
A5サイズの手帳に挟んだり、壁に貼っておいたり
専用の穴を開ければ、A5サイズのシステム手帳やルーズリーフに挟んでおけます。
いつでも目につくので、壁に貼って使うのもおすすめです。
「達成したいこと5」が全部終わるまで、「やらないことリスト」には一切手をつけない
大切なのは、最も大切な5つが達成できるまで他のやりたいことに手を出さないことです。
今回の作業は、頭の中で溢れ出し過ぎている「やりたいこと」を一旦忘れるための作業とも言えます。
「忘れる」という意味で、達成するまで中を見れないようにシールを貼っておくのも良さそうですね。
このワークシートの元になった「25:5の法則」
このワークシートを作る時に参考にしたのは、投資家ウォーレン・バフェットが彼の専属パイロットにアドバイスしたという考え方です。
キャリアにおける優先順位に悩んでいた彼にバフェットがしたアドバイスは、今回のワークシートと同様、25個の達成したい目標を書き出し、5つの最も達成したいことリストとその他の20個のリストに分け、5つが達成できるまで他のものには一切取り組まないというものです。
(”25:5の法則 バフェット”などで検索すると詳しいお話が出てきます)
私はこんな風に使っています
バフェットさんのお話は「キャリアにおけるやりたいこと」なので、目標を達成するのに比較的長期間かかるものが多いと思います。その場合は「5つ全部終わらせてから次へ」というのは大切だと思います。
私は長期的に「絶対にやりたい!達成したい!」ということがまだ無いので、このリストにもう一つの考え方を加えて、1つ達成したいことが終わったら他と入れ替えながら使おうと思っています。
「5・4・3・2・1メソッド」を参考に
「5・4・3・2・1メソッド」というものがあるのですが、タスクを「5年」「4ヶ月」「3週間」「2日」「1時間」という達成出来る期間に分けて書き出し、それぞれの期間のタスクの中で1つだけ(全部で5つ)に集中して取り組む、というものです。
今回の「達成したいことリスト5」に似ていると思いませんか?
「1時間」以内に出来るタスクは今回のシートに書き込む前にすぐやってしまった方がいいと思いますが、私はやりたいことを他の期間(何となくの時間感覚で、短期・中期・長期)から1〜2つ選んで、5つの達成したいことに設定しています。
数日で終わるものはさっさとやってしまって、20のリストから次のタスクを拾ってくる。そうすると、「これは早くやって次のものを叶えたい!」という意欲が湧いてきます。
(ただ、そうすると長期的な目標に手をつけるのを忘れていく…という点もあるので、なかなかバランスが難しいところですね・・^^;)
おわりに
とりあえず私が使いやすいように作ったものを配布しているので、また改善点が出てきたら修正していこうと思っています。
(実はこの記事を書いているうちに、自分には5・4・3・2・1メソッドをシートにした方がもっと使いやすいかも・・ということに気付いたので、次に目標設定する時は新しいシートを作ろうと思います。)
いずれにしても、「やることが多すぎる・・」という方は今回の方法も一度やってみると役に立つと思います。
「自分もこういうの欲しかった!」とか、「他に良いのが思いつかないからやってみようかな・・」という方も、試しに使ってみてくださいね。
「もっとこうすると便利だよ!」「こういう考え方もあるよ!」などのご意見感想があれば、教えてくれたら嬉しいです^^
今日も遊びに来てくれてありがとう!