バレットジャーナルは、頭の中を整理し、集中力を上げるために考えられたノート術。
私は2年ほど前からノートを手帳代わりにするようになって、半年ほど前からは公式のバレットジャーナルのやり方に切り替えました。
このやり方に変えてから、短時間で頭の中が整理出来るようになったので、みなさんにも是非オススメしたいノート術です。
この記事では、初めてバレットジャーナルを作る方に向けて、私のノート(手帳)の写真を例に挙げながら作り方を解説しています。
バレットジャーナルで出来ること
バレットジャーナルメソッドを使うと、スケジュール・タスク・メモ・アイディア・日記…などの内容を一冊のノートにまとめて管理できます。
また、シンプルな箇条書きのスタイルで記述していくことも特徴です。
詳しい仕組みについては、下の記事で説明しています。
バレットジャーナルの始め方
では、早速始めてみましょう。
ノートとペンを用意
必要なものは、ノートと文字を書くためのペン1本だけ。自分の好きなもの・使い慣れたものを使ってください。
迷っている方には、「ロイヒトトゥルム」というブランドの、バレットジャーナルとして使うのに適した公式ノートもあります。
公式ノートはドット方眼ですが、普通の方眼でもほぼ同等に使えます。カレンダーの枠などを書かない私の夫などの場合、Campusの罫線ノートが使いやすいようです。(無地はちょっと使いにくいかも)
ノートのサイズは、主に家で使う方・図や表を入れてスケジュールなどを俯瞰して見たい方はA5やB6サイズ、タスク管理重視でノートを机に広げながら作業したい方や持ち運びを重視する方は、A6サイズ前後が使いやすいかと思います。
個人的には、タスク管理重視の方にはリングノートも使いやすくておすすめ。
一本のペンで全部済むのが公式のバレットジャーナルの特徴ですが、文字を強調したりノートを可愛く飾るためにカラーペンなどを用意するのもオススメです。ノートを愛情を込めて使うと後から見返したくなるので、振り返り忘れなどを減らせます。
各ページの作り方
では、ノートの1ページ目から順にコンテンツを作っていきましょう。
インデックス
最初にまず「インデックス」ページを作ります。私はノートの最初の3ページ程をインデックに使っています。
それと同じタイミングで、ノートの各ページの下に「ページ番号」を書いていきましょう。100枚綴りのノートなら、1〜200まで書くことになります。
フューチャーログ
インデックスの次のページからは、「フューチャーログ」を作ります。手帳でいうところの年間スケジュール表のようなもの。次の月からとりあえず1年分くらいの月を順に書いておきましょう。
なので、ノートの最初の方にスケジュールが決まっているものを書き留めておけるページが必要になります。これが「フューチャーログ」の役割です。
(ちなみに私のノートは飾り文字が多いですが、普通の文字で書いて大丈夫です。)
マンスリーログ
フューチャーログの次のページに作るのは、「マンスリーログ」。月間スケジュールページのような役割を果たします。
左側にカレンダーページ、右側にタスクページを作ります。カレンダーページには、その月の全ての日付と曜日を書いておきましょう。
デイリーログ
次のページからは「デイリーログ」。一日ごとのメモやタスクを書き込んでいきます。
一日の最初に日付を入れ、一日の終わりに線を引いて区切ります。
予定やタスクを書き込みましょう
フューチャーログから順に、予定やタスクなどを書き込んでいきましょう。
書き込む時に、簡単なルールがあります。
● 箇条書きで簡潔に書く
● その箇条書きには予め決めた記号(key)を使う
このような感じになります。↓
とりあえず、思いつくことから上から順に箇条書きで書いていきましょう。
箇条書きする文の前には、
タスクなら(・)
イベントなら(○)
メモなら( – )
のような、分類するための記号を入れます。
タスクが完了した時
タスクが完了した時は、
(・)の上から(・)を潰すように、(×)の印を書き足します。
タスクを移動する時
また、フューチャーログにあるタスクを、マンスリーログ・デイリーログなどに移動(複製)する時は、
(・)の上から(・)を潰すように、(>)の印を書き足します。
そうすることで、フューチャーログにあるこのタスクは、他の場所に移動したから気にしなくて大丈夫という印になります。
マンスリーログからデイリーログ、デイリーログの中で前の日から次の日に移動する時なども、この記号を使うと便利です。
上の図は主な記号(key)とその意味。
上の記号は、考案者のライダーさんが視認性や書く時の効率などを考慮して使っているものです。
自分が使い慣れているもの(例えばチェックボックスなど)があれば、それを使っても大丈夫。
バレットジャーナルで使う記号には便利な機能が満載なので、他の記号や詳しい使い方は別の記事で説明します。
タスクを書き込む前に・・・
優先順位を付けるのが苦手な方や、ノートに終わらないほどたくさんのタスクを書き出してしまう方。そんな方には、ノートにタスクを書き込む前に、チラシの裏紙などにまず思いついたタスクを全部書いてしまうことがオススメです。
一旦紙に書き出すと頭の整理ができるので、「これ、やらなくていいタスクだ!」と、いらないものに気付くことが出来ます。書き出したいらないタスクには線を引くなどして、必要なタスクだけノートに清書しましょう。
この作業に慣れていくと、裏紙に書かなくても段々とノートに必要なタスクだけを書き出せるようになっていきますよ^^
その他に管理したいコンテンツページを作る
同じカテゴリーのメモが溜まってきた時や、大きなタスクでいくつものサブタスクに細分化できる時などは、一覧して見やすいように独立したページを作ると便利です。
写真の例では、「確定申告」でやることが多かったため、独立したページにサブタスクを書き出してまとめています。
この項目の独立ページが必要だと思ったら、デイリーログなど今書いているページの次のページに早速作りましょう。
コンテンツを作ったら、そのページを探しやすいようにインデックスにページとトピックを書き込んでおきます。
タスク以外にも、例えば「睡眠の記録」や「食事の記録」「〇〇のアイディア」「死ぬまでにやりたいことリスト」など、自分に必要なコンテンツを、好きな時に新しいページにまとめることができます。
おわにり
以上が初めての方にオススメの、基本のバレットジャーナルのセッティング方法になります。
もっと詳しい解説を見ながら始めたい方へ
考案者のキャロルさんの著書(公式ガイドブック)もあります。
今回ご紹介した作り方だけでなく、ものごとの優先順位をつけるためのフレームワークや、その時の心構えなどが経験談を交えて詳しく説明されています。
こんな方には、この記事がオススメ
作り方は分かったけど仕組みがいまいち分からないという方は、バレットジャーナルのコンセプトを説明している下の記事がオススメです。
「基本の形から少しずつカスタムしていきたい」という方へ。私のカスタムの記録も良かったら参考にしてください。
公式のバレットジャーナルは、効率的に管理するため、とてもシンプルな書き方になっています。
効率よりも楽しい手帳にしたい、自分で枠作りから考えたい、という方には、以下の記事が参考になるかもしれません。
\ その他の記事はこちらから! /
今日も読んでくれてありがとう!
また遊びに来てね♪